【土星マンション】
岩岡 ヒサエ さん著
土星の輪のように地球の周りに浮かぶ輪で【窓拭き】をする少年のオハナシ。
プラネテスをゆるくソフトにした感じでしょうか？土星にも木星にも行かないケド。
つぅか35,000mはまだ地球か？
ラリー・ニーヴンのリングワールドと天地が逆で、遠心力とか重力とか張力とか気圧とか、その他諸々どぉなっているのかな?ってのがとてもとてもとてもとても気になりますが（科学的物理的に気になる箇所は他にもたくさん有るケレド）、意外と面白かっぱです。
この構造物はこれで有り得るのかしら？教えて！えらぃヒト！
オハナシのラインがシンプルであっさりなのでやや物足りない感は否めません。
多分、穏やかなヒトばかりが出てくるので物足りなくなってしまうのかもしれません。
地球から35,000メートル離れた世界では人類は穏やかになるのかな？
それとも小さな世界の中で生きていくために穏やかにならざるを得ないのかな？
穏やかなオハナシなのですが、作中で散りばめられた悪意や無意識の傲慢にキブンが悪くなりました。
なんでだろ？
地上35,000メートルで窓を拭く
って凄くステキな画（話）なのに。
